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ポッピング・ダンスで使う曲/音楽で向いている特徴
一言にオススメの曲/音楽といっても、
『ポッピング(POPPING、POPPIN’)』には様々な「スタイル」がありますので、
一つのジャンルに絞ることはできないのですが、いくつかの特徴があります。
特徴①:ヒットを打つ(筋肉を弾く)際に最適なスネアドラム
『ポッピング(POPPING、POPPIN’)』は、元々、
強烈なスネアドラムが特徴的な「FUNK/ファンク」が生まれた時代に、
誕生したものなので、その辺りにリリースされた音楽がよく使われています。
「バンッ!」「バシッ!」「パンッ!」と、筋肉を弾く動きが基本のダンスなので、
やはり強烈なスネアドラムの音が入っていた方が、
カッコよく、気持ち良く音楽を表現できるということです。
特徴②:ロボット的サウンド&機械音
『ポッピング(POPPING、POPPIN’)』は、
ロボットダンスから派生したストリートダンスのジャンルですので、
どこかロボット的で機械音っぽい音楽を使うことで、良い雰囲気を出すことができます。
特徴③:ユニーク&奇妙な効果音が入っている
筋肉を弾く技「POPPING/ポッピング」や、ロボット的な動き以外にも、
滑らかな「WAVING/ウェービング」や「ROLL/ロール」、
手を幾何学的に組み替えていく「TUTTING/タッティング」等があります。
このような不思議な動きにマッチするような、
ユニーク&奇妙な効果音が入っている音楽も好まれるというわけです。
大体の特徴としては、以上の3つです。
ただ、これら全ての条件を満たしている必要は無いですし、
踊りやすければ、どんな音楽であっても構いません。
極端な話、強烈なスネアドラムの音が入っていなかったとしても、
ユニーク&奇妙な雰囲気を出すことができれば、
クラシックのような音楽でもOKなのです。
よく使われている音楽ジャンルを分類
一応、代表的なものとしては、以下のようなものがあります。
OLD SCHOOL FUNK/オールドスクール・ファンク
80年代に流行し、現代まで受け継がれている、
打ち込み系サウンドの、FUNK(ファンク)。
P-FUNK/Pファンク
70年代後半~80年代における、P-FUNK一派によるサウンド。
ブリブリなベースと、ゴージャスなグルーブが特徴。
G-FUNK/Gファンク
ファンク・ビートを基調とした、西海岸発祥のヒップホップ。
ゆったりとしたビートと、ギャングスタな雰囲気が特徴。
TALKBOX FUNK/トークボックス・ファンク
トークボックス・サウンドを主体とした、FUNK(ファンク)。
独特な中毒性のある音色が、ポッピング・ダンスを引き立たせます。
ELECTRO FUNK/エレクトロ・ファンク
電子的で強烈なビートのFUNK(ファンク)。
ヴォコーダーや、サイバー系の効果音なども特徴。
ELECTRO HOUSE/エレクトロ・ハウス
エレクトロ・ファンクに近いジャンルだが、
よりハウス音楽系に進化したもの。迫力のある音圧も特徴の一つ。
TECHNO/テクノ
定義は様々だが、ここでは電子的なサウンドを取り入れた、
打ち込み系のクラブ系音楽を指す。BPMが速いというのも特徴の一つ。
Dubstep/ダブステップ
2000年代前半にロンドンで発祥したと言われる音楽。
極太のベース・サウンドと、リバーブの効いたドラム等が特徴。
2ステップのダブミックスに、ブレイクビーツ、
ドラムンベースの要素を加えたのが始まりと言われている。
最後に。憧れのダンサーが使っている音楽から広げていく
最初のうちは、色々なダンサーを見て、
「この音楽は良いな!」「この曲、カッコいいな!」という感じで、
憧れを持って、そこから広げていった方が良いかと思います。
最初から、闇雲に色んなCD/レコードを漁るよりも、
実際に使われているものから選んでいって、
だんだん詳しくなってきたら、自分でも音源を発掘していく、
という流れが良いでしょう。
以上、参考になりましたら幸いです。